皆さんはタイガーナッツというスーパーフードを知っていますか?その効果は、美容や健康に敏感なニューヨーカーの間で話題になっています。
スーパーフードとしてよく知られているのがチアシード、アサイー、カカオなどです。
そして、次に注目されているのがこのタイガーナッツです。
日本でもすぐ話題になる食材ですね。
そんな気になるタイガーナッツですが、知らない人も多いのではないでしょうか?
まずはその健康効果や美容効果、食べ方などを紹介します。
この記事の目次
タイガーナッツとは?

タイガーナッツはナッツと付くので、ビーナッツなどのナッツ類と同じものだと思いますよね。
実はナッツ類ではなく野菜なのです。
見かけがナッツに似ているのでそう呼ばれています。
北アフリカや地中海の温暖な気候に自生する、「カヤツリグサ」という植物の地下根の塊で生命力の強い植物です。
アフリカでは発見されてから長い間、貴重品として大切にされてきました。
それは、財宝と一緒にエジプト人の石棺の中にあったという話からも、当時から貴重な栄養食とされてきたのがわかります。
あの小さい塊には、たくさんの栄養素が豊富に含まれているのです。
スペインではタイガーナッツで作られる「オルチャータ」というドリンクが夏の定番でよく知られています。
タイガーナッツの効果とは?

タイガーナッツにはアーモンドの3倍以上の食物繊維と、2.5倍以上ものビタミンEが含まれているので、ダイエットやアンチエイジングに効果があります。
食物繊維が多いということは、腸の調子を整えてくれるので女性の悩みである便秘の解消に役立ちます。
それに食物繊維をたっぷり摂ると満腹感が得られ食べすぎ防止にもなります。
そう言った点でダイエットに効果的なのです。
ビタミンEは強い抗酸化作用があることから、若返りのビタミンと言われています。
人間の体の中の活性酸素は、外部からの害毒やウィルスなどをやっつけてくれるといういい効果もありますが、増えすぎると逆に体をサビさせて老化を促すという弱点があります。
強い抗酸化作用は活性酸素を退治してくれて、若返りに役立ちます。
そんなビタミンEが多く含まれているタイガーナッツはアンチエイジンに効果を発揮してくれます。
そして、小麦やナッツのアレルギーの人でも食べられるというのが嬉しい点です。
タイガーナッツに含まれる栄養素

タイガーナッツは栄養価が高く昔から重宝されてきた食べ物です。
代表的な栄養素としては、ビタミンE・オレイン酸・食物繊維・ミネラル・カリウムです。
抗酸化作用の高いビタミンEは、細胞の酸化を抑え老化に影響する活性酸素の攻撃から体を守ってくれます。
オレイン酸は、悪玉(LDL)コレステロールを減少させ、善玉(HDL)コレステロールを減らさずに維持するという働きがあります。
また、過剰な脂質の抑制に効果があり、生活習慣病の予防にも役立ちます。
食物繊維は100gのうち約30g含まれているという多さ、これはゴボウの14倍にもなります。
お通じを促してくれるだけではなく、食事の最初に食べると血糖値の急上昇を抑えてくれます。
また、カリウムも含まれているので、体内の余分な塩分や水分を体外に排出してくれ、むくみ予防に効果があります。
ミネラルは普段の食事やダイエットで不足しがちな栄養素です。
そのミネラルが多く含まれていますので、ミネラル不足になりやすい女性には嬉しい食品です。
タイガーナッツはどんな味?

タイガーナッツという名前から、アーモンドなどのナッツの味を想像してしまうかもしれませんが違うようです。
「ほのかに甘い」と感じる人が多いようですが、中には独特のえぐみや酸味を感じる人もいて、「おいしくない」という人もいます。
噛み応えがあるので、噛めば噛むほど甘みを感じる人も多いようですが、実際はその新しい味においしくないと思う人もいます。
味の好みはいろいろなので、好き嫌いのわかれる味ですね。
一般的な食べ方
食べ方としては基本的にそのまま食べられます。
ナッツと同じように、おやつに食べる人が多いようです。
あとは、ヨーグルトやグラノーラに混ぜて食べるのもおすすめです。
簡単に食べられて、栄養価がアップします。
硬いのが苦手な人は、水に3~4時間浸して食べると軽い食感に変わり食べやすくなります。
だたし、カロリーもあるので食べ過ぎには注意が必要です。
ミルクを使った簡単スムージー、オルチャータ
スペインの定番「オルチャータ」は、一晩水に漬けたタイガーナッツを水と一緒にミキサーにかけて漉して出来上がりです。
タイガーナッツは甘みがあるので、糖分を加える必要がなく、お好みでシナモンなどのスパイスをいれるのもおすすめです。
「オルチャータ」にしたものを使って、好みの野菜やフルーツなどと一緒に、栄養たっぷりスムージーにしても◎。
代表的なレシピ
「オルチャータ」を作るときに残った繊維質は良質な食物繊維は豊富なので、タイガーナッツ粉として利用できます。
タイガーナッツ粉はココナッツオイル・ミルク・粗く切ったチョコレートなどと混ぜてクッキーにすれば、これだけでヘルシーでおいしく出来上がります。
タイガーナッツ、他のナッツ類、ココナッツオイル、純ココア、好みの甘味を混ぜてチョコバーにすれば持ち歩きもできて便利です。
そのままで使いづらい時は、パウダー状にすれば小麦粉の代わりにクッキーにしたり、すりごまのように使えば野菜のナッツ和えなど幅広く利用できます。
タイガーナッツはどこで買えるの?

タイガーナッツは、輸入食品の品揃えが豊富なKALDIや成城石井で購入することが出来ます。
皮付き・皮なしの両方を取り扱いしているようです。
ですが、取り扱いが少ないことがあるので見かけたら買っておくのがいいですね。
お店によっては取扱いされていない店舗もあるそうです。
他には、楽天やAmazonなどの通販サイトで、種類を豊富に取り扱っています。
通販サイトなら手軽に購入できるので便利ですね。
タイガーナッツは輸入品なので、日本とは栽培環境も使用できる農薬の基準違います。
体のことを考えるなら、できるだけ無農薬栽培されたオーガニックのものを選ぶようにしましょう。
通販サイトにもオーガニックの物もあるので、選ぶときにはよく調べて購入するのがおすすめです。
タイガーナッツは栽培できるの?

タイガーナッツは、実はプランターなどで栽培することが出来ます。
一日水に漬けてふやかしたものを、春先に種まきします。
性質は非常に丈夫で、肥料や農薬はほぼ必要ありません。
日当たりの良い場所で育てるのが良いでしょう。
窒素肥料はやり過ぎないように注意が必要です。
約4~5か月経過すると、葉が少し黄色くなってくるので株ごと掘り起こして収穫します。
収穫して根から塊茎を取り、洗って3日程天日干ししましょう。
収穫後すぐに食べてもいいですし、乾燥して熟成させれば甘みも増してきます。
収穫後の塊茎を少し残して翌年春に蒔くと、また収穫できます。
栽培自体は簡単に出来るようです。
農薬が不要というのは嬉しいですね。
まとめ
タイガーナッツはとても栄養価が高いことがわかりましたね。
豊富な食物繊維と噛み応えのある食感は、便秘解消とダイエット効果。
ビタミンEやオレイン酸、ミネラルなどの高い栄養価が、アンチエイジンに効果や生活習慣病の予防。
そして、そのまま手軽に食べられるのがいいですね。
ただしカロリーもあるので食べ過ぎには注意が必要です。
目安としては1日8~10粒で効果が期待できます。
「オルチャータ」やスムージーにすれば、味や硬さというのも気にならず、簡単に栄養を摂取できますね。
パウダー状にすれば、小麦の代わりに利用できて便利です。
こんなにうれしい効果がいっぱいのタイガーナッツを日常的に摂り入れて、健康で美しい体づくりを目指しませんか。