家鳴りという表現を知っているでしょうか。
家の中で物音が聞こえる時、もしかしたら幽霊が出たのかなどと強くなってしまう人もいるかもしれません。
しかし、家鳴りは幽霊ではありませんし、怪奇現象でもありません。
どのような建物にも起こりうる現象であり、怖がる必要は無いのです。
それならばなぜ家鳴りが聞こえるのでしょうか。
ここでは家鳴りが怪奇現象ではないということを、そしてその家鳴りが起こる理由を家の種類ごとに解説していきます。
この記事の目次
1.そもそも家鳴りとは
そもそも家鳴りとは一体なんなのでしょうか。
インターネットで調べてみると、これは日本各地の伝承にある怪異1つなどと言われることもあり、例えば鳥山石燕の『画図百鬼夜行』では小さな鬼のような妖怪が家を揺すり、家鳴りを起こしている映画描かれています。
ポルターガイスト現象ではないかと思う人もいるかもしれません。
しかし、家鳴りというのはそのようなものでは無いのです。
1-1.家鳴りは怪奇現象ではない
まず、木造建築などで家鳴りが起こる場合、これは怪奇現象ではありません。
そしてこの家鳴りは木造建築以外の鉄骨のアパート等でも起こりますので、不安に思う必要は無いのです。
かつてはお化けや妖怪が音を立てているのではないかと言われていましたが、実際にはそのようなことではありません。
家鳴りが起こる原因は科学的にも証明されていますので、怪奇現象なのではないか、お化けが出たのではないか、もしかしたら昔ここで誰かが死んだのかもしれない、などと不安に思う必要は無いのです。
確かに昔はお化けが出たのではないか、誰かが死んだのではないか、などと言われていましたが、そのような事はありません。
1-2.家鳴りはどの建物にも起こりうる現象
家鳴りはどこの建物にも起こりうる現象です。
一般的には木造建築にしか起こらないのではないかと思う人もいるかもしれませんが、最近は軽量鉄骨などの家でも家鳴りが起こると言われており、このような建物でも家鳴りが聞こえる可能性があると言われています。
昔の人は妖怪のせいだと考えていたと思言われていますが、実際にはどこの家でも起こり得るものであり、妖怪のせいではありません。
2.家鳴りの原因を家の種類ごとに解説
ここでは、家鳴りが起こる原因を家の種類ごとに解説していきます。
確かに木造建築などであれば家鳴りが起こってもおかしくないかもしれないと感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、新しい一軒家か古い一軒家によっても家鳴りが起こる理由は違ってきます。
そしてコンクリート住宅の場合も家鳴りが起こりますので、ここでは家の種類ごとに家鳴りが起こる理由を紹介していきます。
2-1.古い一軒家の場合
まず、なぜ古い一軒家では家鳴りが起こりやすいのでしょうか。
古い一軒家の場合は木造建築のことが多いですが、建てられてから何年も経っている場合、家鳴りが起こりやすくなります。
ここでは古い一軒家で家鳴りが起こる理由を紹介します。
特に古い一軒家の場合、どうしても妖怪がいるのではないかなどと感じてしまう人もいるかもしれませんが、不安に思う必要はありませんよ!
2-1-1.木材の膨張・収縮が原因
古い一軒家で家鳴りが起こる場合、それは木材の膨張や収縮が原因だと言われています。
一般的に家鳴りは新築直後に起こりやすいと言われていますが、実際には家が建てられた後何年も経ち、使われた木材が膨張したり収縮したりすることによって音を立てることがあるのです。
ちなみに、地震があった地域では地震の直前に家鳴りが起こったなどという報告もあります。
これに関しては科学的な裏付けがはっきりしていませんが、地面が歪んで傾斜が起こり、ここから家鳴りが起こったという考え方もあります。
2-2.新しい一軒家の場合
新しい一軒家の場合、家鳴りが起こりやすいと言われています。
実際に家のリフォームなどをした場合、リフォームして新しくなった場所で家鳴りが起こるというケースもありますので、覚えておきましょう。
新築直後は家鳴りが最も起こりやすいという指摘もありますので、もしも家を建てた直後にこのような音が聞こえたとしても怖がる必要はありません。
新しい一軒家の場合は特に家鳴りが聞こえやすいということも覚えておきたいものです。
2-2-1.木材がまだ馴染んでいないことが原因
新築の場合、なんといっても木材がまだ馴染んでいないというのが家鳴りの原因です。
建材同士がまだお互いに馴染んでおらず、収縮や移動することによって音を立ててしまうのです。
また、家を建てるときに木材はしっかり乾燥させていますが、ゆっくり乾燥させた木材に関しては収縮率が低く、めったに音を立てないと言われています。
しかし、急激に乾燥させた木材や十分に乾燥していない木材などは収縮率が高いため、家鳴りを起こしやすいと言われています。
2-2-2.部屋の温度変化が原因
また、部屋の温度変化が原因で家鳴りが起こることもあります。
人が住むようになり、暖房や冷房で室内の温度が変化することによって家鳴りが起こるのです。
そのため、住み始めて家鳴りが聞こえるようになったら部屋の温度変化が原因かもしれないと覚えておきましょう。
極端な温度設定には注意が必要ですし、寒い部屋をいきなり温める、暑い部屋をいきなり冷やす、などということも避けた方が無難です。
急激な温度変化は木材に負担をかけてしまいます。
2-3.木造建築の場合
また、一般的に木材建築の方が家鳴りが起こりやすいとも言われています。
それは一体何なのでしょうか。
日本は昔から木造建築のため、木造建築で家鳴りがすると妖怪や幽霊が出たと言われたものです。
しかし今ではそのようなものが家鳴りを起こしているわけではないとしっかり証明されています。
ここでは木造建築が家鳴りを起こす原因について紹介していきます。
2-3-1.木材や釘の乾燥収縮が原因
木造建築で家鳴りが起こった場合、木材や釘の乾燥収縮が原因になっていることがあります。
先ほども少し述べましたが、家を建てる前に急激に乾燥させた木材は収縮率が高く、音を立てやすいと言われています。
またしっかり乾燥させられていない木材も音を立てると言われており、このような木材が家鳴りを起こします。
また、釘も同様に乾燥して収縮していくため、ここから音が聞こえることもあります。
2-4.マンションやコンクリート住宅の場合
家鳴りが聞こえるのは木造建築だけではありません。
木造建築ならば木材の感想によって音が聞こえるのが理解できるが、ならばなぜコンクリートなどで作られた住宅でも音が聞こえるのかわからない、という人もいるのではないでしょうか。
コンクリートで作られたアパートなどに住んでいる人は、このような音が聞こえるとびっくりしてしまうかもしれません。
大丈夫、昔誰かがそこで死んだなどというわけではありませんよ!
2-4-1.建物自体の揺れが原因
建物自体が揺れている可能性もあります。
最近は耐震建築などがしっかりするようになりましたが、耐震がしっかりしていないアパートなどの場合、建物全体が揺れてしまいそれによって家鳴りが聞こえることもあります。
地震が起こる前になどは地盤が傾き、それによって音が聞こえたなどという報告もあります。
3.うるさい家鳴りをこの3つで対策しよう!
もしも家鳴りがうるさいと感じたら、なんとかしたいと思う人もいるかもしれません。
しかし、木造建築などで木材の乾燥が原因で家鳴りが聞こえる場合、一体どうしたら良いのかわからないと感じる人もいるのではないでしょうか。
実は、家鳴りには対策があります。
もしも家鳴りがうるさい、どうしたら良いのかわからない、と感じたらこのような対策を試してみましょう。
もしかしたら家鳴りが聞こえなくなるかもしれません。
3-1.家具の配置を変える
家具の配置を変えてみましょう。
家具の配置を変えることに床への負担が変化し、それによってバランスが変わり、家鳴りが聞こえなくなる可能性があります。
特に重たい物の位置を変えてみると良いかもしれません。
また、タンスなど重たいものが1カ所に集中しているなどという場合、床への負担が大きくなってそこから家鳴りが生じる可能性もあります。
バランスよく家具を配置してみるように心がけてみましょう。
特に寝室等はタンスや戸棚など、重たいものが偏っている可能性がありますので、体重のある家具をバランスよく配置することで家鳴りが消えたというケースもあります。
3-2.部屋の温度を調節する
もしも冬場、暖房をつけた時に家鳴りが聞こえる、冷房を強めた時に家鳴りが聞こえる、などということであれば温度調節を心がけてみましょう。
あまり暑くしすぎないように、あまり涼しくしすぎないように、極端な温度設定を避けることで家鳴りを抑制することが可能になるケースもあります。
また、普段から窓を出ることがなく、なんだか湿気が溜まっていると感じられるような部屋があれば、積極的に窓を開けて部屋の空気を入れ替えてみましょう。
カーテンを開け、太陽の光を取り入れることで木材も乾燥します。それにより音が止むケースもあります。
3-3.耳栓をする
もしあまりにも家鳴りが気になるということであれば、耳栓をしてみても良いかもしれません。
耳栓をすることで一時的に音が聞こえなくなりますので、ぜひ利用してみましょう。
勉強している時や仕事をしている時などは家鳴りが鬱陶しいと感じる人もいるかもしれませんね。
特に一時的に家鳴りが聞こえなくなってほしいと感じるのであれば、耳栓も良い方法だと言えるでしょう。
また、寝ている時も家鳴りで起こされる、家鳴りが聞こえるとどうしても不安になって眠れなくなってしまう、などということであればぜひ耳栓を利用しましょう。
足、耳栓はあくまでも一時的な方法であり、解決策にはなりません。
普段は家鳴りが聞こえても全く気にならないけれど、勉強している時や仕事をしている時、寝ている時だけは家鳴りに怒ってほしくないと感じるのであれば耳栓は効果的だといえます。
しかし、例えば耳栓にどうしても恐怖心を覚えてしまうなどということがあれば、根本的な解決をしたいという人には耳栓はお勧めできません。
4.それでも家鳴りが気になって眠れない場合には占いをして対処法を聞こう!
それでも家鳴りが気になってしまうという人もいるかもしれません。
霊感があったり、もともと幽霊や妖怪を信じる人の場合、家鳴りはやはり妖怪が起こしているのではないかなどと不安に感じてしまうでしょう。
それでは精神的にも良くありませんよね。
もしも家鳴りが気になる、なんとしても家鳴りに止んで欲しい、と感じるのであれば、占いに頼ってみても良いのではないでしょうか。
占いといっても胡散臭いものばかりではないのです!
最近は本物の霊能者が占いをしていることもありますので、本当に相談したいという何かがあれば、占いは誰でも簡単に利用できる最適な方法だと言えるでしょう。
もしも家鳴りが気になったら、ぜひ占いに頼ってみてください。