オウム返しという表現を知っているでしょうか。
実は、オウム返しは会話を上達させるために効果的だと言われています。
会話における心理学としても、オウム返しについて詳しく調査が進められています。
それならば、オウム返しは具体的にどのように役に立つのでしょうか。
ここではオウム返しをするときの心理や効果について詳しく紹介していきます。
この記事の目次
1.オウム返しの意味
まず、オウム返しにはどのような意味があるのかというところから学んでいきましょう。
これはオウムが飼い主を模倣してしゃべるのにたとえ、相手の発言をそのままそっくり繰り返すということになります。
例えば、誰かが「りんごを買いに行かなければいけない」と言ったら「りんごを買いに行くんですか」と返す、ということになります。
1-1.オウム返しの3つの効果
まず、最初にオウム返しの3つの効果を学んでおきましょう。
なぜオウム返しには効果があるのでしょうか。相手の言ったことをそのまま繰り返すなんておかしいのではないか、と感じる人もいるかもしれませんね。
しかし、相手の発言をそのまま繰り返すということにはそれなりに効果が期待できます。
だからこそ、コミュニケーションについて学ぶときにはオウム返しについて知っておかなければならないのです。
1-1-1.苦手な会話を克服できる
まず、オウム返しをすることで苦手な会話が克服できます。
というのは、誰もがコミュニケーション能力に長けているというわけでは無いですよね。
中にはコミュニケーションが苦手だという人もいるのではないでしょうか。
しかし、なんと返事をしたら良いのかわからない人であったとしても、オウム返しをすれば良いと言われたらなんとなく気持ちが楽になるのではないでしょうか。
オウム返しをすることで、苦手だったコミュニケーションを向上させることができるのです。
1-1-2.相手からの信頼を得ることができる
オウム返しをすることで相手からの信頼が得られます。
というのは、オウム返しをするという事は相手の言い分をしっかりと理解しているという意味になるのです。
確かに、オウム返しというのは相手の言葉を聞いたからこそできるものであり、相手の話を聞いていなかったらオウム返しができないですよね。
そのため、オウム返しをすることで「この人は自分の話を聞いている」と思わせることができ、信頼を得ることにつながるのです。。
1-1-3.聞き上手になれる
オウム返しをすることで聞き上手になれます。
というのは、オウム返しをするということで相手に「この人は自分の話を聞いてくれている」と思わせることができますので、聞き上手だと思わせることが可能になるのです。
相手が「話していて気分の良い相手」と思ってくれたら、それは聞き上手になったという意味になります。
だからこそ、相手の話にどのように反応したら良いのかわからない、どうやったら聞き上手になれるのかわからない、という人はぜひオウム返しをしてみましょう。
1-2.オウム返しの英語での言い方
オウム返しを英語でいうと”repeat somebody’s words”になります。
確かにオウムは英語で”parrot”になりますが、オウム返しに”parrot”という言葉は含まれません。
「相手の言葉を繰り返す」という意味になります。
2.オウム返しをしてしまう5つの心理
オウム返しをしてしまう時、そこにはあらゆる心理があると言われています。
特にオウム返しをする効果を期待することなくオウム返しをしてしまう傾向があるならば、そこには理由があるかもしれません。
特に自分はよく相手のオウム返しをする、理由はないけれどオウム返しをしてしまう、ということであれば、このような気持ちが表れているのかもしれませんよ。
ぜひチェックしてみてください。
2-1.会話を盛り上げたい
オウム返しをする背景には会話を盛り上げたいという意識があります。
というのは、相手の話を聞きながらしっかり相槌を打たないと会話が盛り上がらないですよね。
そんな時、オウム返しをすることで会話を盛り上げることが可能になります。
自分が相手の話をしっかりと聞いているということを示し、相手の気分を良くさせてさらに話をさせる、ということが可能になるのです。
2-2.相手に同意していることを伝えたい
相手に同意していることを伝えたいという場合にもオウム返しは役に立ちます。
というのは、誰であっても自分の言い分を繰り返してくれる人がいたら、その人は自分の意見に同意してくれていると感じませんか?
確かに、自分の意見に反対している人ならば、自分の言葉を繰り返したりしないですよね。
「廊下を走ってはいけないと思う」と言った人に対し、「廊下は走っちゃいけないね」と返したら、相手の意見に共感しているという気持ちを強く伝えられるのです。
2-3.自己主張が苦手
自己主張が苦手な人もオウム返しをする傾向にあります。
というのは、自己主張が苦手な人は自分で言葉を選んで意見をいうことが苦手です。
だからこそ、無難に相手の言った発言をそのまま繰り返すことでその場を逃れようとしている傾向があるのです。
自分の言いたいことがはっきりと言えない場合、無意識のうちにオウム返しをしているかもしれません。
2-4.丁寧に話の返事がしたい
丁寧に話の返事をしたいと思う場合もオウム返しをすることがあります。
ただ「はいはい」「そうだね」と聞いているだけでは、相手に「きちんと話を聞いている」と伝えられない可能性がありますよね。
しかし、コミュニケーションが苦手だという人はどのように返事をしたら良いのかわからない、真剣に話を聞いているのにもかかわらず相手に伝わらない、と悩むこともあるかもしれません。
そのような場合はオウム返しをすることで丁寧に話を聞いている、と相手に伝えることが可能になるのです。
2-5.相手に話を聞いていることを伝えたい
相手に話を聞いているということを伝えたいということもあるかもしれません。
確かに、どれだけ心を込めて相槌を打ったとしても、それが相手に伝わらないこともありますよね。
そのような場合、オウム返しをすることでその問題が解決できます。
オウム返しは相手の話を聞いていなければできないことですので、相手の話を繰り返すことで相手の話を聞いていると相手に伝えられます。
3.オウム返しを効果的にするやり方5選
その一方で、今までオウム返しをしたことがないけれどぜひオウム返しをしたいと感じる人もいるのではないでしょうか。
どのように相槌を打ったらわからないなどという人は、ぜひオウム返しを試してみると良いかもしれません。
ここではオウム返しを効果的にやる方法を紹介していきます。
3-1.相手の話をしっかりと聞く
オウム返しを効果的にする場合、相手の話をしっかりと聞くことが大切です。
まず、オウム返しをするならば相手が何を言っているのか把握しておかなければいけません。
相手の話を繰り返しつもりが、違うことを言ってしまうと話を聞いていないと判断されてしまう可能性があります。
3-2.感情を込めてオウム返しをする
感情を込めてオウム返しをすることも大切です。
というのは、感情を込めなければめんどくさくてオウム返しをしているように思われてしまう可能性もあるからです。
感情を入れず、淡々とオウム返しをしてしまうと「私の話聞いてる?」と思われてしまう可能性もありますので、感情を込めることを忘れないようにしましょう。
3-3.必要以上にオウム返しをしない
必要以上にオウム返しをしてはいけません。
確かにオウム返しは効果的ですが、だからといってオーム返しばかりしていると話を聞いていない、めんどくさそう、と思われてしまうことがあります。
オウム返しはコミュニケーションを円滑にする上で効果的ですが、だからといって常にオウム返しをすれば良いというわけではありません。
相手から質問をされたとき、それを繰り返しても意味は無いですよね。
必要以上にオウム返しをしないようにしましょう。
3-4.リアクションを取る
相手の言い分を繰り返す事は大切ですが、同時にリアクションをとるように心がけましょう。
相手の話をただ繰り返すだけでは会話になりません。
きちんと会話に対し、「そうだよね」「私もそう思う」など、リアクションを入れるようにしましょう。
「寒くなったね」と言われた時、ただ単に「寒くなったね」と繰り返すのではなく、「そうだね、本当に寒くなったね」と繰り返すことで気持ちがこもります。
3-5.自分の話をする
相手の話を繰り返すことも大切ですが、自分の話も忘れないようにしましょう。
自分の話をすることでさらに会話が盛り上がります。
相手の話を繰り返しているだけでは相手に自分のことが伝わりませんので、適度に自分の話をすることも必要です。
そのため、オウム返しをするときにはどこでオウム返しをするべきなのか、オウム返しをするべきところとするべきではないところをしっかりと見極めなければいけません。
4.オウム返しを使ったおもちゃの種類
オウム返しを使ったおもちゃを知っているでしょうか。
最近は自分の声を繰り返してくれるおもちゃがたくさん存在します。
例えば、おもちゃの中にはあなたが話した言葉を面白おかしいトーンに変換し、すぐにリピートしてくれるようなものもあります。
会話をする練習にもなりますし、例えば一人暮らしなら、自分の言葉を繰り返してくれるぬいぐるみなどがあることで癒されるかもしれませんよ。
もしも一人暮らしをしている、話し相手が欲しい、会話上手になりたい、などと思うならば、このようなおもちゃを利用してみても良いかもしれませんね。
4-1.マイムフレンズ
マイムフレンズというのはあなたの発言を面白おかしな音に変え、繰り返してくれるぬいぐるみになります。
ぎょろっとした目つきの表情のぬいぐるみもありますし、いたずらっ子のような表情のものもあります。
動作もありますので、まるで生きているかのように感じられるかもしれません。
声真似しておしゃべりしてくれるぬいぐるみですから、一人暮らしの人にも楽しい話し相手になるかもしれませんよ!ぜひ検討してみてください。
4-2.こえマネ
こえマネというのはものまねをしてくれるぬいぐるみを指しています。
かわいいわんちゃんがあなたの声を真似し、ものまねしてくれます。
その愛らしい姿は、あなたに元気を与えてくれるかもしれません。
可愛らしいワンチャンの姿をしていますので抱っこして寝ても良いですね。
子供にも人気がありますが、大人にも人気があるぬいぐるみなんですよ!
5.オウム返しを使って異性と仲良くなるならマッチングアプリがおすすめ
もしもオウム返しを利用して異性と仲良くなりたいと思うなら、マッチングアプリを利用してみても良いかもしれません。
最近はマッチングアプリで恋人を探す人も増えており、友達を探したいと思う人にもマッチングアプリはオススメなのです。
ここでは、お勧めのマッチングアプリを紹介します。
5-1.「With」なら会員はメッセージ送り放題!
マッチングアプリのWithは、会員になればメッセージが送り放題です。20代の登録者が多いため、恋人や友達を探したいという人にもオススメです。
特に女性であれば7割、男性であれば6割が20代ですから、恋人が欲しい、異性の友達が欲しい、という人に最も適したマッチングアプリだといえます。
相手にアプローチがしやすいため、気軽に始められるというメリットもあります。
6.まとめ
自分はコミュニケーション能力に不安がある、相手に話を聞いているということを上手に伝えたい、などと悩んでいる人は、ぜひオウム返しを利用してみてください。
オウム返しをうまく使いこなせるようになれば、相手の話に同意している、相手の話をしっかり聞いている、という気持ちをうまく表現できるようになります。
しかし、くれぐれもオウム返しをしすぎないように気をつけましょう。
オウム返しをしすぎてしまうと、逆に話を聞いていないという印象を与えてしまうこともありますので、もしもオウム返しに慣れていないなら、友達と話すときに意識してみると良いかもしれません。
いきなり好きな人などにオウム返しを試してしまって誤解されても困りますので、まずは友達にオウム返しを使ってみるところから始めてみても良いですね。