回避依存症とは?チェックから克服までの流れと上手な接し方

回避依存症とは?チェックから克服までの流れと上手な接し方 健康

自分や身近な人が回避依存症かもしれないと不安になって、お調べではないでしょうか?

 「依存症」という名前から、病気なのかと思う人も多いかもしれませんが、実は病気ではありません

この記事では、回避依存症とはどんなものなのかや、特徴のチェック、克服までのステップをご紹介しています。

また、上手な接し方を知って、回避依存症と上手に付き合えるようになりましょう。

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1.回避依存症とは?病気ではないの?

回避依存症とは?病気ではないの?

回避依存症とは自分が傷ついてしまうことを過度に避け、深く人と関わろうとしない心理状態を指します。

友達の時は良い関係だったのに、恋人になった途端に冷たくなり突き放すような人が多いです。

同じ依存症でも、ギャンブル依存症やアルコール依存症などは病気と分類されているので、治療やリハビリの必要があります。

それに対して、回避依存症は治療が必要な病気ではありません。

性格や個性の一つとして認識されています。

一方、克服しないままだと恋人や家族を持つときにどうしても障害になりがちです。

次の章では、回避依存症の特徴をご紹介します。

自分や身近な人が「もしかして回避依存症かも…」と思っている人も多いと思います。

ぜひ当てはまるかチェックして、克服や上手に付き合う参考にしてみてください。

2.回避依存症の特徴を知ってチェックしてみよう

回避依存症の特徴を知ってチェックしてみよう

回避依存症の特徴5つを詳しくご紹介します。

  1. 束縛や干渉されると関わりたくなくなる
  2. 不幸せになる選択肢ばかり選んでしまう
  3. 人に本心を言うことができない
  4. 恋人がいる状態を保ちたいが結婚はしたくない
  5. 周囲の人の行動が思い通りではないと気になる

まずは自分でできるセルフチェックをしてみましょう

多く当てはまるほど、回避依存症の可能性が高いです。

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  • チェック1.束縛や干渉されると関わりたくなくなる

    回避依存症の人は、束縛や干渉をしてくる人に対して、関わりを持ちたくないと感じます。

    恋人や奥さんに対しても干渉を嫌うので、関係を保つことが困難なケースが多いです。

    回避依存症の場合は人と深い関係になるよりも自由でいることを好みます

    恋人関係ならすぐに気持ちが冷めてしまうこともよくあり、好意を持っている相手に対しても頻繁に連絡したり会ったりしません。

    相手が自分に好意がある場合も、「深いところまで踏み込んで欲しくない」という気持ちが強くなり、積極的に行動することはなく避けてしまう傾向があります。

    親密な関係になるほど束縛を嫌い、相手を避けるようなら、回避依存症の兆候かもしれません。

    チェック2.不幸せになる選択肢ばかり選んでしまう

    恋人が回避依存症を理解して、上手に付き合おうと努力をしてくれていても、自ら別れを告げ不幸な道を選びます。

    嫌われたり相手が離れていくことを過度に恐れることで、相手と深い関係を築くのが怖くなるからです。

    たとえ理想の人と結婚できる状況だとしても、人と深く関わることを恐れて遠ざけてしまいます。

    幸せになりたいと思っても、縛られたくない気持ちが勝ってしまう人は、回避依存症の兆候かもしれません。

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  • チェック3.人に本心を言うことができない

    本心を言うことができないことも、回避依存症の特徴です。

    親しい間柄の人であっても、「嫌われるかもしれない」や「見捨てられたらどうしよう」などの不安感で本心をさらけ出すことができません

    心を許せる人ができずに苦悩している人も多いでしょう。

    悩み事や何かに困っている時も、本心を相談できる人がいないため、抱え込んでしまう傾向もあります。

    本心が言えず、悩みを抱え込んでしまう人は、回避依存症の兆候かもしれません。

    チェック4.恋人がいる状態を保ちたいが結婚はしたくない

    回避依存症の人の中には、恋人がいる状態を保ちたいのに結婚はしたくない人もいます。

    その理由は、「寂しい思いをしたくないけど縛られたくはない」からです。

    1人は寂しいけれど、結婚による契約に縛られたくないなどの心理が働いています。

    結婚すれば共同生活をするのが一般的で、好きな相手とはいえ、家庭内のルールに縛られることがあるので窮屈な思いをしてしまうのです。

    しかし、恋人関係なら縛られることも夫婦関係よりは少ないでしょう。

    恋人がいる状態を保ちたいので、別れてもすぐに恋人を作ります。

    周囲から見れば取っ替え引っ替えしているように見えてしまいますが、回避依存症の兆候かもしれません。

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  • チェック5.周囲の人の行動が思い通りではないと気になる

    自分に対する人の距離感や行動が思い通りじゃないと、不機嫌になったり態度がドライになることもあります。

    自分のペースを崩されるのがとても不快なのです。

    例えば、遊びに行く予定を立てるときでも自分の予定を最優先にして、相手の予定が合わないと「今回はやめとこう」と遊ぶこともやめてしまいます。

    ですが、自分が遊びたいと思うと、少し無理を言ってでも相手に予定を合わせさせて、遊ぶ約束を取り付けることもあるのです。

    好きな相手にアプローチをしていたとしても、相手が自分に興味を持ち自分のペースを崩してきそうなら突き放します。

    一見自分勝手のように思われてしまうこともありますが、回避依存症の特徴です。

    3.回避依存症になりやすい2つの原因

    回避依存症になりやすい2つの原因

    回避依存症になりやすい原因はいろんな種類があります。

    今回ご紹介する主な原因は、幼い頃の家庭環境です。

    • 養育環境が過保護だった
    • 親の言動が一貫せず振り回されていた

    幼い頃の家庭環境は、子供の本人にはどうすることもできないことです。

    心当たりがある方も多いと思います。

    克服のために何ができるか考えながら、原因をチェックしてみましょう。

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  • 原因1.養育環境が過保護だった

    養育環境が回避依存症の原因だったことも意外にもかなりの割合を占めます。

    一見、意外にも思える理由ですよね。

    愛情をいっぱい受けて育っていれば、依存症なんて無縁そうですが、ちゃんと理由があるのです。

    実際に過保護に育てられた人に聞くと「当時は窮屈だった」と答える人が多いです。

    Twitterで過保護な親に対する意見をみてみましょう。

    Twitterで実際に調べてみても、窮屈な思いをしている人が多い傾向にありました。

    幼い頃に窮屈な環境で育った経験から、より強く窮屈な思いをしたくないと無意識に思った結果、回避依存症となるのです。

    また、親からの過度な愛情を受けたことで「自分から苦労して行動しなくても愛情が注いでもらえる」と思っているケースもあります。

    自ら行動した体験がほとんどないまま大人になったため、自ら行動して人と深く関わることができなくないのです。

    親の干渉や束縛が強かった人ほど、回避依存症になりやすい傾向があります。

    原因2.親の言動が一貫せず振り回されていた

    親の言動に一貫性がないケースも、回避依存症になりやすいです。

    親の機嫌や都合で、可愛がられたり突き放されたりしていると、子供は不安感を強く持ってしまいます。

    いつ裏切られてしまうかわからない状況は、子供にとっては大きな心の負担になることでしょう。

    一番信頼できるはずの親を不審に思うようになり、その後信頼できる人を作れなくなってしまうのです。

    幼い頃に親の言動に振り回されていた人は、いつ裏切られるか不安になり、大人になって恋人ができた時も振られた時のことを考えて浮気がちになることもあります。

    Twitterで一貫性のない親の言動に対しての意見を見てみましょう。

    親の一貫性のない言動による子供への影響は大きいです。

    一番身近な信頼できるはずの親を信頼できないのは、大人になってからも大きな影響があることがわかります。

    回避依存症の主な原因についてご紹介しました。

    親の過保護なまでの愛情や一貫性のない言動など、子供が大きくなってからも親の影響は根強くあります。

    自分に当てはまる部分がある人は、克服のためにその経験を生かしてみましょう。

    次の章では、克服のためのポイントをご紹介します。

    簡単なポイントを押さえて、回避依存症を克服するための一歩を踏み出してみましょう。

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  • 4.回避依存症の克服のためのポイント3つ

    回避依存症の克服のためのポイント3つ

    前述したとおり、回避依存症は病気ではありません。

    なので、治療ではなく克服できるように、3つのポイントをご紹介します。

    1. 自分の言動・行動・思考を振り返ってみる
    2. 人との接し方や付き合い方を見直す
    3. 身近な人に自分の心理状態を伝える

    メンタル的に克服する方法をチェックして、上手に人と付き合うことができるように、ぜひ参考にしてみてください。

    ポイント1.自分の言動・行動・思考を振り返ってみる

    まず、じっくり時間をかけて今までの言動などを振り返ってみることで、自分が本当に回避依存症なのか知ることができます。

    前述しましたが、回避依存症は病気ではありません。

    あなたの個性や特徴の1つなので「自分が悪い」と責める必要はありません。安心してください。

    しっかりと振り返って自分を見つめ直して、回避依存症だと自覚することから始めましょう

    すると、人からの意見が飲み込みやすくなり、改善をしようと前向きな気持ちになるはずです。

    客観的に「自分にはこんな性格なんだ」「こんなところをまず改善してみよう」と再認識できます。

    それと同時に「自分はこんなこともできる」と、良い所も一緒に見つけられたら花丸です。

    他人をすぐに信じることは難しいので、自分の良い所を見つけてまず自分を信じてみましょう。

    自分で自分を褒めて自己肯定感を育てると、自信も養われます。

    ポイント2.人との接し方や付き合い方を見直す

    今までの言動などを振り返ると、人との接し方や付き合い方を見直すこともできます。

    過去に人から言われた意見が当時は飲み込めなかったとしても、自分の言動を振り返った後だと、しっくりくることもあるでしょう。

    いきなり全てを変える必要はありません。

    少しずつ人との接し方や付き合い方を変えていくことが大切です。

    例えば、恋人に会う時は相手の都合に合わせてみたり、言いたいことを我慢せず本心を打ち明けてみるところから始めます。

    自分にとって負担にならない、ちょっと踏み出したらできることから考えてみましょう。

    それがだんだん習慣付いてくると、苦痛に感じなくなっているはずです。

    達成感とともに、もう一歩踏み出してみようと前向きに捉えることもできるでしょう。

    回避依存症はすぐに改善できるわけではありません。

    ゆっくり時間をかけて気長に付き合っていきましょう。

    ポイント3.身近な人に自分の心理状態を伝える

    恋人や家族、親しい友人などに、小さなことでも良いので自分が今思っていることを伝えてみましょう。

    些細な悩み事でへこんでいるだとか、楽しいことがあってウキウキしているだとか、最近あったことと交えて話すのも良いですね。

    聞き上手な人は相槌をうちながら、共感してくれますよ。

    そうは言っても「本心を言ったら嫌いになるかも」と不安な気持ちが強いですよね。

    信頼できる人が身近にいない、そもそも気軽に話せる友達がいないなど、理由もあると思います。

    そんな時はカウンセリングでもOKです。

    カウンセリングに抵抗がある人も多くいると思いますが、意外にも心のケアとして通っている人も珍しくありません。

    カウンセラーは専門知識を持ってあなたの悩みと一緒に向き合ってくれます。

    一緒に向き合ってくれるから、あなたが本心を言っても嫌うのではなく、改善に向けてどうすれば良いのか考えて導いてくれるのです。

    カウンセラーに相談することは決して恥ずかしいことではないので、一度カウンセリングを受けてみましょう。

    以上、回避依存症を克服するためのポイントを3つご紹介しました。

    自分の言動を振り返って回避依存症だと自覚できれば、前向きな気持ちで改善するために行動ができます。

    人との接し方で、直した方が良い所を自分で見つけたり、人に指摘されたことがあれば思い出して、ひとつずつ克服していきます。

    最後に自分の心理状態を人に話してみましょう。

    もし信頼できる人がいなければ、カウンセリングを活用することをおすすめします。

    5.回避依存症の人との上手な接し方3つ

    回避依存症の人との上手な接し方3つ

    回避依存症の人との上手な接し方を3つご紹介します。

    1. 相手が安心できる適度な距離感を探る
    2. できるだけ柔らかい言葉で接する
    3. 別れを切り出されてもすぐ手を離さない

    上手に接する方法を知って、お互いが無理せずに一緒にいることができる距離感を掴んでみてください。

    上手な接し方1.相手が安心できる適度な距離感を探る

    回避依存症の人は、自分が傷つくのを恐れている人が多いです。

    自分の言動のせいで相手に嫌われないかと常に不安に思っていることもあります。

    早く深く関わりたいと思っていると、相手は冷たく避けるような態度をとってしまうでしょう。

    そんな時は、できるだけゆっくりじっくりと時間をかけて距離を縮めてください

    過度な束縛をしないこともポイントです。

    人を信頼するのが難しいタイプでもあるので、相手が安心して心を開いてくれるように、急がないことが大切です。

    上手な接し方2.できるだけ柔らかい言葉で接する

    傷つくことを恐れている回避依存症の人は、感情的で攻撃的な言葉を人よりも敏感に感じ取ってしまう傾向があります。

    なので、できるだけ感情的にならずに柔らかい言葉で接しましょう。

    感情的にストレートな言葉を言ってしまいそうな時は、席を外して深呼吸をしたり気を紛らわせて落ち着いた状態で話をしてみてください

    自分が落ちついて余裕を持つことで、相手の話も親身に聞けるようになり、心を開いてもらいやすくなります。

    上手な接し方3.別れを切り出されてもすぐに手を離さない

    恋人関係でよくあるのが、回避依存症の恋人がすぐに「別れたい」と言うケースです。

    そこで「勝手にすれば良いじゃん」と突き放してしまうと、本当に別れることになってしまいます

    自分を傷つけたくない気持ちが勝ってしまうのです。

    そんな時は、突き放したい気持ちをグッと抑えて、手を離さないでください。

    付き合っていく上で何度もあるかもしれませんが、根気強くあなたのことが好きで別れたくないことを伝え続けることで、恋人の心も動くでしょう。

    まとめ

    回避依存症とは、傷つくことを避けようとする心理状態です。

    人と深い付き合い方をしない傾向も強いとされています。

    病気ではないので、考え方を少しずつ見直しながら克服していきましょう。

    接する側は、相手が安心できる距離感や話方をして、少しずつ信頼関係を築くことで、上手に付き合うことができます。

    相手の言葉を鵜呑みにせず、根気よく付き合っていきましょう。